【書評】恥知らずのパープルヘイズ
今週のお題「読書感想文」
今日の読書感想文はこちら、恥知らずのパープルヘイズです。
この恥知らずのパープルヘイズは週刊少年ジャンプにて掲載されていたジョジョの奇妙な冒険【第5部】黄金の風の後日談となっています。
この時点で大半の人を振り落としそうですが、この本は第5部を読んだ人であればマストバイの本となっています。
ジョジョに限らず漫画の番外編(映画含め)を小説で出すケースは多々あります。
その場合、個人的にですが意外とその小説って出来がイマイチなことが多い印象があるんですよねぇ。
ジョジョも有名作家に執筆を頼み数作出ていますが、第4部番外編のTHE BOOKはまぁまぁでしたが他の本はイマイチな感想でした。
しかし、この恥知らずのパープルヘイズはそんな番外編の小説群の中でも突出して面白い作品となっています。
作者の原作理解度が素晴らしく、二次創作ながら正統後継作品といっても過言ではないです。
特に原作の設定、描写やセリフを伏線とし、この小説で回収しているエピソードもあるので第5部が好きな人には大変オススメできます。
唯一不満を上げるとするならば敵の倒し方に、アレ?おかしくね?と疑問符が出るところくらいでしょうか。
まぁ戦闘シーンは原作も勢い任せな場面があるっちゃあるので、致し方ないところもありますよね。
その他は特に問題無いのです。文面からスゴみを感じるこの小説っ!是非ともジョジョが好きな人は読んでみてはいかがでしょうか。